
大沢野地区自治振興会
〒939-2293 富山県富山市高内 365 大沢野公民館内(事務局) ※本ページに関して事務局へのお問い合わせはご遠慮ください。
お知らせ
会長あいさつ

【ヒマじゃない人のための町内会】
家族と過ごす
「今しかない時間」
を守るために
町内会のような組織は、もう限界です。
それでも他の多くの町内会の総会と同じく、先日の自治振興会総会でも、「例年どおり」という空気の中、誰が望んでいるのか分からない行事や予算が、当然のように可決されました。
「誰が決めた?」「本当に必要?」そう感じた方も、きっといるはずです。
私は町内会が好きなわけではありません。郷土愛もないし、「一丸となって大沢野を盛り上げていこう!」といった言葉には、むしろ冷めてしまいます。
ただ、困難に抵抗できない自分が許せない。その思いだけで、私は動いています。
まずは、「例年どおり」を疑うこと。外からの業務依頼はふるいにかけ、必要なものだけを残すこと。
町内会は、親睦のための組織と言われます。でも、仕事が多すぎて余裕がなければ、親睦を育むどころではありません。
私たちが目指すのは…… ヒマじゃない人のための町内会。
「この会長、ヒマな人たちに抵抗されて、イヤになって大沢野を見放すんじゃね?」
だいじょうぶ。
私の背中には、静かに怒りを抱える、何も言えなかった人たちがついています。
町内会を無くすのではなく、そこに縛られない日常を守る……それが私の役目です。
一緒に戦ってくれとは言いません。 どうか、そっと背中を押してください。
大沢野地区自治振興会
会長 坂上 誠一
政治と行政に出来ない事をやる

私たち自治振興会(自治会・町内会)は、「行政の下請け」ではありません。
また、「選挙で票を集める必要」もありません。
だからこそ、私たちにはできることがあります。
政治は、投票してくれる人が多い年齢層にウケる政策が優先されます。
行政は、「無駄だと分かっている事業」であっても、自らの手足を切ることはできません。
ですが、私たち自治振興会には、そうした「しがらみ」がありません。
もう誰も望んでいない行事なら、やめるという選択ができます。
疲弊するだけの事業なら、見直すという決断ができます。
「例年どおり」より、「いま必要かどうか」で判断できます。
それなのに、今まで誰もそれをしてこなかったのは「今までと同じようにやってさえいれば、誰にも文句を言われずに済む」つまり「そのほうが楽」だったからです。
自治振興会は、地域の「柔軟かつ迅速に対応できる組織」であるべきです。
行政が持ち得ない「柔軟さ」と「勇気」を、私たちが担う時代に来ています。
未来は変えられないかもしれない。
けれど、今日の「ムダだったな」を、明日に残さないことならできるはずです。
それが、私たちにできる「政治や行政にできないこと」です。
現在の議案(公式)
【ふるさと協との関係見直しに関する議案書】
大沢野地区自治振興会が、ふるさとづくり推進協議会との関係整理を検討するに至った背景と、今後の方針についてまとめた公式議案書です。
長年の慣例や制度の中で見過ごされてきた課題を丁寧に再確認し、
地域運営を「無理なく、持続可能な形」に整えるための第一歩です。 議案書(PDF)
【議案補足資料】
本補足資料では、「ふるさと協との関係整理」にあたり、自治振興会として今後取り得る3つの選択肢(A:完全離脱/B:改革を待つ/C:現状維持)を提示し、それぞれのメリットと課題を比較・解説しています。
また、「住民のため」とは何か、「続ける理由」がいつの間にか「やめられない理由」になっていないか、といった本質的な問いかけも含まれています。
最後に、ふるさと協への年間40万円の拠出金の使途や構成団体の実態についても明らかにしています。
地域運営を「続けられるもの」に変えるための、前向きな再構築の資料としてご活用ください。 補足資料書(PDF)
2025年5月29日の理事会において、「次回理事会(7月31日)にて、他の選択肢の提案も可能とする」ことを条件に、本提案は賛成多数で可決されました。
これにより、自治振興会とふるさと協の関係整理についての正式な決定は、7月31日の理事会で行われることが確定しました。
これから解決していきたい事
自治振興会が解決しなければならない地域運営の課題はまだまだ山積みです。
ここでは、今後取り組んでいきたい「課題の一覧」を掲載します。
どれもすぐに解決できるものではありませんが、
「なぜこの仕組みが必要なのか?」「誰のためになっているのか?」を問い直すことで、
もっと暮らしやすい地域が見えてくると信じています。
・防犯組合、民生委員、社協の役割が重複しており、
それぞれの活動内容が住民にとって見えにくい状態になっている
・自治会費の一部が使途不明瞭な団体に拠出されており、
金額の妥当性や根拠が十分に説明されていない
・ボランティア活動がいつの間にか「義務」に変化してしまい、
住民間に無言のプレッシャーや軋轢を生んでいる
・ゴミステーションの管理責任があいまいで、
自治会未加入者とのトラブル予備軍になっている
・「見守り隊」や「交通誘導」など、法的なグレーゾーンの活動がある一方で、
行政の責任範囲がはっきりしていない
・高齢化にともない、役員のなり手が不足し、
同じ人に仕事が集中する「疲弊ループ」が起きている
・若い人たちに引き継いでいってもらいたいと言いながら
引き継いでもらうための努力を何もしていない。
・相談役というポジションは「先輩」ではなく「後継者」に。現会長より若い人に。
・各組織の長には「毎日が日曜日の人」ではなく、忙しい人の気持ちが分かる「現役世代の人」を!
これらの課題は、誰かを責めるためのものではありません。
「このままではいけない」という共通認識から、
それぞれの地域に合った「ちょうどよい仕組み」を見つけていけたらと考えています。
ひとりで悩まないで
大沢野地区の自治会・町内会長の皆様へ
一人で悩まず、まずはご相談ください。
町内会長や自治会長という役職に、
重すぎる責任と、わかりにくい慣習がのしかかっていませんか?
たとえば――
民生委員などの「推薦」を求められるが、誰も引き受けてくれない
「出せない」と断ると、自分がやらねばならないような空気になる
「任意」と聞いたのに、実質的に強制のような扱いをされている
行政に尋ねても、
「できればお願いしたいんですが…」といった曖昧な返事しか返ってこない。
でも、それで本当に判断できますか?
▶ そんな時は、自治振興会会長である私にご相談ください。
行政とは異なる立場で、
「本当のところどうなのか」を、率直にお伝えします。
私の答えは「正解」ではないかもしれません。
しかし、それが現場のリアルであり、地域で暮らすあなたと同じ目線の声です。
「出せないものは、出せない。それで結構です。」
「誰も引き受けないなら、事業そのものを見直す必要があります。」
「あなたが一人で悩むべきことではありません。」
どうか、ひとりで背負わないでください。
答えが見えないときは、まずは私に聞いてください。
ご相談は、理事会の時でも結構ですが、少しでも早く楽になるために、会長直通のメールをご利用ください。
実は、「敵は行政」ではありません。
真の敵は、命令されている気がする病 なのです。
町内会や自治会を苦しめているもの――
それは、行政の押しつけでしょうか?
いいえ、実際は多くの場合、「○○しなければ」という思い込みです。
その 命令の正体 は、たいてい次のいずれかです:
・前任者の残した資料
・昔言われた気がする市の説明
・長老格の一言
・委員長(内輪の人間)の単なるメンツ
・自分の「怒られたくない」気持ち
本当に行政は私たちに命令しているのでしょうか?
実際に、尋ねてみると「できる範囲で」と返されることがほとんどです。
ただし、彼らの立場上、「やらなくてもいいですよ!」とまでは言えないのも行政です(笑)
つまり、敵は行政ではありません。
私たちの心の中に潜む
やらねばならぬという勝手な思い込みこそが、最大の敵
なのです。
冷静に考えてみると、町内会の問題って、すべてこの一言に集約されるような気がしませんか?
どうですか?敵の正体が分かったら、心が軽くなったでしょう?^^
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